
ワークショップに参加した子供たちと作品のサルを飾るなかやまさん(中央)=大阪市中央区(須谷友郁撮影)【拡大】
「レゴの魅力は、不器用でも設計図さえあれば好きな物を作ることができること。そして同じパーツでも組み方次第でいろいろな物が作れること。自由なところが好きですね」
現在は、夏に予定されている世界遺産展に向け、屋久島の縄文杉の模型を構想中。レゴ教室の課題のデザインも手がけ、大人向けにはインテリアライトなど実用的な課題を設けており、「子供たちの作品を飾ることで完成する展示を作りたい」という。上達の秘訣(ひけつ)を聞くと、「楽しむこと」ときっぱり。「楽しんでいれば、覚えることも考えることも苦じゃないですから」。子供だけでなく、大人にもレゴを楽しんでほしいといい、「大人だっておもちゃで遊んでいいんですよ」と笑顔を見せる。
「レゴは考える力がつくし、上手な作品を観察してまねすることは、ほかのどんなことにも役立ちます。『うまくできないからダメ』ではなく、クリエーティビティを大切に、楽しく続けてほしい」