一方、ペーパーレスを実現したのは損害保険大手「損保ジャパン日本興亜」特約火災保険部。紙の契約が中心だった保険業界で電子化を推進。紙資料の保管空間を1人引き出し1杯に定め、文書約258箱分を一斉廃棄した。すっきりした職場でレイアウトも変更。「動きが円滑になって社員同士の交流が増えた」「改革は、トップダウンでぶれないことが成功のポイント」と語る。
◆文具の売り上げ2倍
こうした職場の変化を受け、東京都内の雑貨専門店「渋谷ロフト」では、オフィス文具の売れ筋が変化した。「この1年、持ち運びやすさに着目した新製品が次々に登場したと思ったら、3月、それらの売り上げが前月比145~200%に伸びた」(同社広報・渉外部、高橋祐衣さん)
スマートフォン、パソコンなどをまとめて持ち運べるA4判バッグ「ミーティングボックス」(3500~3800円)は55%増。底板付きで机上で自立する。「ミーティングバッグ」(2880円)は80%増。27種から選べる。
赤、紺など鮮やかな色の「ライフスタイルツール」(1400~2900円)は93%増と2倍近くに。収納時はすっきりした紙箱。着席し、箱を立てて開くとペン、ハサミ立て、付箋(ふせん)などデスク小物が展開する。