仕事・キャリア

“伝わらない”のは全て発信側に理由がある 「伝えるではなく伝わる」ように話すコツ (6/6ページ)

 聞き手が黙って上を見上げるか、目を閉じて考え込んでいる姿が浮かび上がってきませんか? それが頭の中で情報をイメージに変換している瞬間です。

 文字や口頭で伝えられた情報を、頭の中でイメージに変換する。このプロセスで誤変換が生じてしまい、コミュニケーションミスの原因になります。ミスを回避するためには、最初からイメージで伝えればいいのです。

 簡単な例をあげてみましょう。

 例えば、あなたが「3つの円を重ねてください」と言われた場合、どういう状態をイメージしますか? おそらく次の2パターンに分かれると思います。

 これも、先に「これ」というイメージを見せながら、「このように3つの円を重ねてください」と言えば、イメージの相違は起こりません。

 仕事上の指示においても、大なり小なり、こうした相違が日常的に起こっているということです。

 発信側と受信側が別人格である以上、完璧に伝わることはありません。これは仕方のないことです。大切なのは、そのことを前提とし、コミュニケーションのロスを「できるだけゼロ」に近づけることです。

 重要なのは、「伝える」のではなく、「伝わる」ことです。あなたの職場でも、この「伝え方の3原則」を、ぜひ実践してみてください。

 木部 智之(きべ・ともゆき)

 パナソニックシステムソリューションズジャパン部長。横浜国立大学大学院環境情報学府工学研究科修了。2002年に日本IBMにシステム・エンジニアとして入社。エグゼクティブ・プロジェクト・マネジャーを務め、2018年より現職。著書に『複雑な問題が一瞬でシンプルになる2軸思考』『仕事が速い人は「見えないところ」で何をしているのか?』(以上、KADOKAWA)がある。

 (元日本IBMエグゼクティブ・プロジェクト・マネジャー 木部 智之 写真=iStock.com)(PRESIDENT Online)

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