常連客に還元
定額制の波は、ラーメン店にも押し寄せている。
首都圏に16店舗を展開する「野郎ラーメン」は昨年11月から、月額8600円(税抜き)で1日1杯ラーメンを食べることができるサービス「1日1杯野郎ラーメン生活」を始めた。対象のラーメンは「豚骨野郎」など3種類。月に12杯ほど食べれば、元が取れる計算だという。
運営する「フードリヴァンプ」(世田谷区)の広報、黒木勝巳さんは「食べ盛りの常連の方に、サービスとして還元したいと始めました」と話す。ラーメンを頻繁に食べるのはハードルが高そうだが、「毎日食べても飽きないように、味付けを変えることができます」と黒木さん。卓上にはカレー粉やお酢など、無料の調味料がそろう。サービスを開始した昨年11月には、1カ月毎日来店した人が7人いたという。