人を辞めさせずに成長させる 「マック&ユニクロ」の現場で培った人財育成 (1/3ページ)

 【マック&ユニクロ流人財育成】初めまして、有本均と申します。今回から始まるこの新連載では私の経験談を基に、「人材」育成について私が考えることを読者の皆さまにお伝えしていきたいと思います。

 私は大学1年の時にマクドナルドでアルバイトを始めました。

 当時のマクドナルドは店舗数が50~60店舗ほどで、全店の売上高合計が100億円を突破した頃でした。

筆者。マクドナルドでのアルバイト時代

筆者。マクドナルドでのアルバイト時代

◆ダメ店長だった駆け出し時代

 元々は高時給の家庭教師のアルバイトを探していましたが見つからず、それまでのつなぎとして働き始めたため、家庭教師のアルバイトが見つかったら辞めるつもりでした。

 そんな私がマクドナルドを続けたのは、アルバイトを始めて2カ月後に店長から呼び出され、時給アップの話が出たことがきっかけです。

 ぶっきらぼうで人を褒めることが得意ではない店長が自分の事を評価してくれている…些細な事かもしれませんが私にとっては嬉しい出来事であり、この出来事があったからこそ今の私がいるのだと思います。

 アルバイト時代を経て、1979年に日本マクドナルド株式会社へ入社。そして入社2年後には年商2億、80人のアルバイトを管理する自由が丘店の店長になりました。

 アルバイト時代から憧れだった店長という役職に就き気合いは十分にあったものの、その時の私は本当にダメ店長でした。理想と現実のギャップにイライラし、すぐに怒ったり、アルバイトの女の子を泣かせたり…人がだんだん辞めていきましたが、原因が自分自身だということに、当時は全く気付いていませんでした。

◆ハンバーガー大学での経験が転機に

 それに気付かされたのは、「ハンバーガー大学」で研修を受けた時です。

「アルバイトに●●していますか?」