【中東見聞録】イランが仮想通貨に触手 米制裁の「抜け道」確保に躍起 (3/3ページ)

イラク・バスラの外貨両替店でリヤル紙幣を数える男性(ロイター)
イラク・バスラの外貨両替店でリヤル紙幣を数える男性(ロイター)【拡大】

 この事件の容疑者2人がイラン政府と関係しているかどうかは確認されていないが、大規模なサイバー攻撃を実行できるハッカーがイラン着実に育っていることを示す事例だといえる。

 専門家はWSJに、「マイニングと仮想通貨の窃取は、金欠国家にとって金を得る(うってつけの)手段だ」と述べ、制裁下にあるイランから同様の攻撃が増加することに強い警戒感を示した。     

■身代金要求型不正プログラム(ランサムウェア) 不正にアクセスしたコンピューターの機能を停止し、それを解除する見返りとして金銭などを要求するプログラム。2017年には、世界150カ国で数十万台のコンピューターが「ワナクライ」と呼ばれるウイルスに感染し、ビットコインでの支払いを求められる事件が起きた。