親世代とは大違い“首都圏名門私立”の凋落 偏差値が大逆転した「巣鴨と本郷」 (5/5ページ)

変わる学校、変わらない学校 わが子の受験校選びで大切なこと

 学校とは「生き物」である。時代とともにその形は変わっていく。よって、繰り返すが、親が受験をしたころの感覚で、いまの私立中高一貫校を安易に評価してはならない。

矢野耕平(著)『旧名門校VS.新名門校 今、本当に行くべき学校と受験の新常識がわかる!』(SBクリエイティブ)

矢野耕平(著)『旧名門校VS.新名門校 今、本当に行くべき学校と受験の新常識がわかる!』(SBクリエイティブ)

 ただその一方で、ちょっとやそっとでは変化しない核となる部分が学校にはある。それは何年、何十年、何百年かけて培ってきた学校独自の文化や教育軸(教育理念・教育目標・建学の精神など)である。これからわが子の学校選びをする保護者の方々には、ぜひいろいろな学校の説明会などに直接足を運んでほしい。

 そこで耳を傾けるべきポイントはたった一つ。

 「中高6年間でどんな子どもたちに育てたいと学校側は考えているか」

 これだけである。わが子が多感な中高生活を過ごす上で、学校側がどのようなスタンスで教育をしていくか。高校を卒業するときのわが子の姿をイメージした際に、立派な人間像が思い描けるのであれば、その学校はわが子に「合った学校」と見なすことができるのだ。

 なお、これからわが子の中学受験を考えようとしている、もしくは学校選びをおこなおうとしている保護者向けに『旧名門校 VS 新名門校 今、本当に行くべき学校と受験の新常識がわかる!』(SBクリエイティブ)を上梓した。昔から人気を維持しつづけている「旧名門校」、そして、近年めきめきと頭角を現している「新名門校」を紹介し、首都圏のみならず、各地方の「いまの学校勢力図」が俯瞰できるように仕上げている。ぜひ、参考にしていただきたい。

 (中学受験専門塾スタジオキャンパス代表 矢野 耕平 写真=iStock.com)(PRESIDENT Online)