【デキる男は住まいから】共働き世帯の理想の暮らし 家族を幸せにするトヨタ式「家事シェア」 (2/3ページ)

 例えばタオルの使い方。

 《新しいタオルを左から入れて、使うタオルを右から取る》

 このように「先入れ先出し」で使うことを家族が認識できるようにすれば、全てのタオルの劣化速度を合わせることができますね。「こちらからとってね」と子供にもわかるようラベリングするのがポイントです。

 また、洗濯機のスイッチをオンするタイミングも、しくみ化しています。

 我が家では一日に2回洗濯を行うのですが、《夜、最後にお風呂に入る人》《朝、最後に家を出る人》がスイッチをオンする、とルール決めしています。これで、家族全員が洗濯機の操作を覚えました。

 一秒をバカにしない

 工場でよく言われていた言葉に「一秒をバカにしない」というのがあります。仕事では時間はとても貴重なのに、家に帰ると一秒どころか数時間何をしていたか思い出せないということはありませんか?リラックスする時間を1秒でも多く確保するためには、家事という仕事を時短する意識が必要です。

 そこで、筆者が目を付けたのが「後始末的な家事」です。「食器を洗う」「油汚れを取る」といった後片付けは面倒そのもの。時短するために色々試しました。そんな中でぜひオススメしたいのが電子レンジ調理です。

 筆者は「リードプチ圧力調理バッグ」を愛用しています。食材と調味料をこのバッグに入れて冷凍室に保存。使いたいときに電子レンジで加熱するだけという手軽さです。これにより、お鍋やオタマなどの洗い物、キッチンへの油の飛び散りなどもありません。家族の誰もが調理できるのも嬉しいポイントです。

やるべきことを「見える化」