【終活の経済学】「おひとりさま」の安心終活術(3)普段の生活に「備え」を (2/3ページ)

川崎市中原区で展開している「暮らしの保健室」
川崎市中原区で展開している「暮らしの保健室」【拡大】

  • 東京労働局にあるハローワーク生涯現役支援窓口のお知らせ
  • 川崎市の地域情報サイト「まいぷれ」
  • 「御用聞き」の古市盛久さん(右)と松岡健太さん
  • ベランダの片づけを行う松岡さん=東京都板橋区

インターネットやSNSでの交流も

 ◆働く

 最近はセカンドキャリアでバリバリ働く人が増えている。人材紹介会社で紹介を受ける場合のほか、シルバー人材センターでも経理や事務、保育サポートなどの派遣業務を扱うようになるなど職種を増やしている。また今年から、全国のハローワークで「生涯現役支援窓口」を開設する動きが広がっている。現役時代と同じように仕事をするもよし、余裕をもって取り組むもよし。ちょうどいい条件の仕事が見つけやすくなっている。

 ◆加わる

 ボランティアは人間関係の構築とともに、社会に役立っているという充実感も得られる。住まいの地域で活動している団体は、公民館や地域包括支援センター、市区町村の役所などに募集が出ている。サークルでもボランティアでも、以前はメンバーの募集は施設に足を運ばなければ見つけられなかったが、今はインターネットでも自分の暮らす地域名と「サークル コミュニティ」「ボランティア シニア」などと検索すると見つけやすい。

 ◆SNSも活用

 今は高齢者でもスマートフォンやパソコンを使って、画面上で仲間との交流を深める人が増えている。国内で参加者が多いのは、フェイスブックやインスタグラムなど。近しい人たちとグループを作ってやり取りするなら「ライン」が便利だ。

 情報を発信するためには、外で活動する必要があり、外出の動機づけにもなるだろう。慣れるとフェイスブックではイベントページを作成して、多くの人に参加を呼び掛けることができる。

 ◆相談する

 「認知症になったらどうしよう?」「遠方の家族の介護はみんなどうしているのかな?」など、自身や家族の病気の不安、介護の心配などを相談できる窓口は意外と少ない。そうした相談を歓迎する「暮らしの保健室」は草の根で広がっている。近くにあれば活用を。

「第5のインフラに」 100円で御用聞き