お金で損する人・得する人

iDeCoで損する人はあなたかもしれない 本当に「メリット」ありますか? (2/5ページ)

高橋成壽

iDeCoの「メリット」

 iDeCoの特徴は3点あります。(1)掛金の所得控除、(2)運用益の非課税、(3)受取時の税制優遇です。

 (1)掛金を所得控除の対象にできる

 一年間の投資額を所得控除の対象とすることができます。毎月2万円を12カ月積み立てた場合、年間の投資額が24万円になります。iDeCoを通じて24万円積み立てると、その年(1月1日~12月31日)の収入からiDeCoへの積立額(拠出額)分の収入を減らして所得税や住民税を計算する決まりになっています。

 年収400万円の人が、iDeCoで年間24万円投資すると、その年の収入は376万円であったとして(所得控除)、所得税と住民税の金額を計算します。つまり、24万円分の収入がなかったものとして、税金を計算するのです。

 所得税率が10%、住民税率が10%の場合は、所得控除額24万円×20%(所得税率10%+住民税率10%)=4.8万円が所得控除の結果として得られる節税効果となります。お気づきの人もいらっしゃると思いますが、所得税率が高いほうががメリットも大きいです。

 (2)利益への課税がない

 通常、株式や投資信託をはじめとして、預金の利息であっても、運用で利益が出た場合は20%の税金を納税することになります。(※復興特別所得税を考慮していません。)一方、iDeCoは、iDeCoを通じて購入した投資信託を売買し利益が出たとしても、iDeCoから資金を受け取るタイミングにならなければ課税されることはありません。

 この結果、利益を納税という形で減らすことなく、出た利益をそのまま運用することができます。

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