認知症保険 「早期発見」をサポート 軽度で支払い、サービス多様に (2/3ページ)


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 昨年10月の販売以降、4万契約を突破し、ニーズの高さをうかがわせる。

 ◆MCI診断で前払い

 認知症保険の保障内容はこれまで主流だった一時金や年金から、予防や早期発見へとシフトしつつある。

 損保ジャパン日本興亜ひまわり生命保険が昨年10月に発売した「リンククロス 笑顔をまもる認知症保険」も予防に重点を置いた商品。MCIと診断された時点で、認知症に進行した際に支払われる保険金の5%が前払いされ、症状改善に役立てることができる。

 国の試算では、平成24年に約462万人だった65歳以上の認知症患者は、37年には700万人前後に拡大する見通しだ。認知症保険の“革新”には、こうしたニーズが背景にある。

 昨年12月には、大手で初めて第一生命保険が認知症保険に参入した。

 目の動きから認知機能を確認できる専用のスマートフォンアプリを使った予防サービスを提供する。家族と離れて暮らす1人暮らしなどの場合に備え、緊急時に警備員が駆けつけるサービスも生保業界で初めて導入した。

 日本生命保険は、人工知能(AI)スピーカーを活用し、専門医が監修したクイズなどを出題することで、生活習慣から認知症予防につなげる「ニッセイ脳トレ」を契約者以外にも無料で提供している。

 ◆家族と情報共有を

 ただ、認知症という病気の特性から、症状が進行すると契約者本人が加入していることを忘れてしまう恐れもある。

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