中2の理科では、化学分野を最初に学習するカリキュラムになっていることが多いのであるが、この時点で当然、中1で習う気体の発生についても遡って化学式が書けるようにならなければならない。そして、この単元が疎かになってしまうと、これまた当然であるが、中3の化学には太刀打ちできない。
となると…独立性の高い単元は(数が少なければ)、必要な時間という面でもリカバリーが利きやすいのであるが、中2・中3の化学全部を元素記号からやり直すのは、中3の夏からでは遅すぎる。
英語が苦手でも理科を頑張れ
理科と社会は、数学や英語に対して、日頃の勉強も受験対策も後回しになりがちである。とくに、志望校として、公立か私立かで迷っているうちは力が入りにくい(ちなみに筆者は、首都圏の私立高校も受験科目として理科・社会を課すべきと考えている)。
しかし、である。公立高校の入試は5教科均等配点であり、理科と社会の両方が受験直前まで英・数・国よりも低得点な科目のままになっていると、上位校(東京都なら進学指導重点校と進学重視型単位制高校)には、まず受からない。中3の後半になって「理科・社会が苦手だから(得意科目にできなかったから)私立に絞った(絞らざるを得なかった)」とネガティブな私立第一志望にならないためにも、遅くとも中2の頭からは、数学・英語よりも得点源にしやすい理科・社会にもしっかりと取り組むべきである。