デキる男は住まいから

車の買い替え、気になる最新家電…購買意欲が高いときに妻を説得する方法 (3/3ページ)

香村薫
香村薫

 (3)それを買うことで、使い倒す自信があるか?

 「限定商品」や「お土産」など、ここで買っておかないともう買えない、というタイミングでぜひこの言葉を思い出していただきたいです。

 家の中には一度も使われていないモノがけっこうあるものです。一般的な家庭では、妻は夫よりも自宅滞在時間が長いので、「また使わないモノ(ガラクタ)が増えるのでは?」と疑っているケースも多いでしょう。

 人がモノを気持ちよく手放すためには「もう十分使った」という達成感が必要不可欠。「こんなふうに毎日使う」「これにも使えるし、あれにも使える」というように使うシーンを具体的に相手に伝えましょう。最後に「5年使ったら手放す」というように、手放す時期も伝えるとより印象がよくなりますよ。

 最後に。「どんな暮らしをしたいですか?」という質問をすると、「好きなモノに囲まれた暮らし」という声をよく耳にします。好きなモノというのは先に述べた3つの質問全てをクリアしていて、「今、これが壊れたらまた同じモノを買いたい」と思うほど気に入っているモノのこと。家の中に「本当に好きなモノ」がひとつでも増えるように、ぜひこの3つの問いかけを自分自身にも活用していただけたら、と思います。

香村薫(こうむら・かおる)
香村薫(こうむら・かおる) 片づけの専門家
ライフオーガナイザー
大学卒業後、トヨタグループ会社に入社。そこで学んだトヨタメソッドを家事に応用した「トヨタ式おうち片づけ」を提案。片づけサポート業務「ミニマライフ.com」を起業。全国での講演活動、個人宅での片づけサポートを行う。著書に「トヨタ式おうち片づけ」「トヨタ式超ラク家事」(ともに実務教育出版)「トヨタ式家事シェア」(主婦の友社)がある。NHKをはじめTVや新聞・雑誌などメディア出演多数。

【デキる男は住まいから】はライフオーガナイザーでミニマライフ.com代表の香村薫さんが、トヨタ自動車のグループ会社で学んだメソッドを家事に応用し、ビジネスパーソンが今すぐ実践できる「家事シェア」のノウハウなどを伝授するコラムです。更新は原則隔週月曜日。アーカイブはこちら

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