フィンテック群雄割拠~潮流を読む

個人資産1000兆円を動かすために FOLIOのプロダクト磨きの秘密 (3/4ページ)

甲斐真一郎
甲斐真一郎

 「ワンコイン投資」はPMFを達成できるか?

 そして、もう1つさらに色濃くPMFの考え方が反映されているFOLIOのプロダクトが、今春リリースされたばかりの「ワンコイン投資」です。これは、LINEプラットフォーム上で展開する「LINEスマート投資」の中の新しいサービスとして提供されています。主な特徴は、「誰でも500円(ワンコイン)から積立投資が始められる」「ロボアドバイザーで簡単に国際分散投資ができる」などです。

 では、「ワンコイン投資」のどこがPMFを意識しているのか?と言うと、まず「WHO」の設定がLINEプラットフォーム上の「WHO」にピッタリと合っています。LINEプラットフォームでは、現時点ではどんな富裕層でも高額決済をするという状況はなかなか想像しづらいのが正直なところです。一方で、スタンプを買ったり、漫画を買ったりと、少額決済を行うことへの心理的ハードルは下がってきています。この点から、ワンコイン投資は、500円から積立投資ができるのでLINEユーザーとの相性は極めて良いと考えています。さらに、投資の王道である「国際分散投資」と「積立投資」をストレスない形で提供していると考えており、その点で「WHAT」としてピントが合っています。

 そして、最後の「HOW」では、「モバイル上のユーザー体験=モバイルUX」が考え抜かれていると言う点が挙げられます。今現在ももちろんそうなっていますが、さらに楽しんでいただけるような新しいモバイルUXをリリースしていきたいと考えているところです。

 そして、「ワンコイン投資」には独自のメタファーが用いられているのも大きな特徴です。日本には「投資する」という行為は生活に根付いていませんが、「500円玉をブタの貯金箱に貯金する」という生活習慣は幅広く認知されています。今回のワンコイン投資はもちろん貯金ではなく投資なのですが、500円から少しずつ投資を始められるという点では、そうした世の中にすでに根付いているコンセプトに近づけたサービスでもあるのです。

 このように、PMF状態を目指しながら、僕らは日々サービスの改善に取り組んでいます。

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