高論卓説

教育の差が世界での地位決める 「小・中・高・大」全て9月入学に (3/3ページ)

 もちろん、全てが万全ではなく、ポータルサイトを利用する上での個人情報の漏洩(ろうえい)の問題などに心配がないわけではない(私の実感としては、アメリカは社会全体として、個人情報の漏洩は避けられないということを前提に、自己責任の下、防衛策を考えているようだ)。

 アメリカの教師のほとんどは大学院修了であり、給料も日本の教員より高い。「低学年専門」や「6年生専門」というように、教師自身がスペシャリストを目指す人員配置となっているケースが多いとも聞く。そのような教育環境で育った子供たちと、画一的な古い教育をいまだ変えようとしない学校で育った子供たちのどちらが世界の優位に立つのか。中国はもちろん、東南・中央アジアからのアメリカへの留学生の数は日本の比ではない。

 入学時期や夏休みの問題も決して小さな問題ではない。しかしそれに加えもっと根本から考え直す必要がある。

【プロフィル】細川珠生

 ほそかわ・たまお ジャーナリスト。聖心女子大卒。元東京都品川区教育委員会教育委員長。千葉工業大理事。京都・かめおか観光PR大使。1児の母。父親は政治評論家の故細川隆一郎氏。

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