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CR-Vに見た「最高レベルの普通」という価値 謎の“ホンダ天然水”携え山梨へ (1/3ページ)

SankeiBiz編集部

 今回はホンダのミドルサイズSUV、「CR-V」のハイブリッド車(HV)に乗り込み、所どころ深い雪が残る富士五湖周辺をドライブしてきた。4WDを武器に行く道を選ばない堂々とした走りと、重厚感のある乗り心地から浮かんだ言葉は「最高レベルの普通」だった。ホンダの《ドライブ用ドリンク》と合わせて紹介する。(文・写真 大竹信生/SankeiBiz編集部)

 RAV4やフォレスターと同等のボディサイズ

 「がっしりしてる」-。率直な第一印象だ。対面が狭い地下駐車場ともなれば、そのボリューム感は一層強調される。特にワイドな車幅からは、こちらに迫ってくるかのような威圧感がある。

 先に少しおさらいをすると、CR-Vは1995年にシビックをベースとした初代モデルが登場。当時のボディサイズは全長4385×全幅1750×全高1710mmで、車重は1430kgだった。今回取り上げる5代目は2016年に誕生したが、日本市場に導入されたのは2018年8月だ。今や4605×1855×1690mmの立派な体躯を誇り、試乗したHVの4WD車は車重が1700kgにも達する。

 ここ1年間で試乗したSUVの中でCR-Vとサイズ感が近いのは、トヨタ・RAV4(4600×1855×1685mm、1690kg)と、スバル・フォレスター(4625×1815×1715mm、1640kg)の2台だ。ちなみにどちらもHVで(フォレスターはマイルドHV)、駆動方式も4WDだ。

 CR-Vのエクステリアはかなり押し出しが強い。エッジが盛り上がったボンネット形状やボリューム感のあるバンパーなど、全体的に筋骨隆々で鎧を纏ったかのような力強さがある。前後のライト周りにクロームパーツをあしらったギラつき感は、オデッセイやインサイト、シビックなどにも共通するホンダらしいデザインだ。

 ただし、そもそもシティーユースを主眼に作られたSUVであり、武骨さの中にも伸びやかなラインや曲線を加えることで、スマートな印象も与えている。ホイールアーチを縁取る樹脂素材のフェンダーアーチは細めに仕上げることでオフロード感を薄めており、都会のシーンでも違和感なく溶け込める優雅な雰囲気も併せ持つ。金属の塊を切削したような平面加工のフェンダーは光の反射が美しく、同時にダイナミックさも与えている。

 独自の2モーターHVシステム

 動力源にはホンダ独自の2モーターHVシステム「SPORT HYBRID i-MMD」を搭載している。これは3つのドライブモード《EVドライブ、HVドライブ、エンジンドライブ》を走行状況に応じて瞬時に切り替えながら、燃費と走行性能を高次元で両立させるというもので、ホンダにとって今後のグローバルな電動化戦略の主軸となるパワーユニットである(今後は「e:HEV」の名称で展開する模様だ)。筆者はこのHVシステムを新型インサイトで体験済みではあるが、CR-Vに搭載される「i-MMD」は初めて4WDを設定したことが大きな注目点となる。

 そんな情報をひと通り頭に叩き込み、東京・青山から山中湖を目指してスタートする。街中を流す程度なら、基本的にはモーターのみ使用するEVドライブとなる。アクセルを開けば、蹴り出しから315Nmを発揮するトルクのおかげでスーッと気持ちよく加速。エンジンは停止状態にあるため、停車中の車内は変な寂しさを感じるほど静まり返っている。

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