貯まったポイントの得する使い方
ポイントは貯めるだけではなく、使う楽しみも味わいたいものです。昨今ポイントの使い道は多岐にわたります。例えば貯めたポイントをマイルに交換することができます。ちなみにマイルへの交換は、すべての共通ポイントで実施しています。ほかに、投資や「ウェル活」といった活用法もあります。
▼ポイントで投資する
最近は「ポイント投資」ができるところも増えています。ポイント投資とは、提携の金融機関に口座を開設し、そこでポイントを原資として、株式や投資信託に投資できるサービスです。ポイントを実質的に現金化し、実際の金融商品を購入するという点でポイント運用とは異なります。売買には通常の取引と同様に手数料が発生します。Tポイントでは、株式、投資信託、仮想通貨、FXに投資できるサービスを実施。楽天ポイントやLINEポイントなどでもポイント投資があります。もちろん資産を増やすことも夢ではありません。
▼ポイントの価値が1.5倍になるサービス
ほかのお得な使い方に、「ウェル活」があります。全国の「ウエルシア薬局」では、毎月20日にTポイント200ポイント以上の利用で、1.5倍の買い物ができるサービスデーを実施。例えば500ポイントあれば750円分、1000ポイントなら1500円分の買い物ができるというお得さが話題となっています。
「ポイントのための買い物」は本末転倒
最初は気乗りしなくても、ポイントが貯まり出すと面白くなってくるのがポイ活です。ともすると、ポイントのために余計な買い物をしてしまうことも考えられるため、そこは自分を律することが重要です。どのようにしたらよいのでしょう。
▼ポイントの管理もできる家計簿アプリ
余計な買い物を防ぐためにおすすめなのは家計簿アプリを使うことです。筆者は「マネーツリー」という家計簿アプリを利用して、家計とポイントの両方を管理しています。マネーツリーはクレジットカードのほか、各種ポイントカードも連携できるアプリです。1つのアプリ内で家計と複数のポイントの管理ができるため、非常に便利です。
家計管理の習慣化は、頭の中に「電卓」が備わることに直結します。買い物をする際に頭の中の電卓が動けば、自ずとポイントのための「無駄買い」もなくなるでしょう。
▼有効期限にも注意
そのほか、ポイントの期限管理にも注意が必要です。ポイントの多くには、有効期限が設けられているためです。
【共通ポイントの有効期限(2020年6月末時点)】
・Tポイント…最終利用日(貯める、使う、交換する)から1年間
・楽天ポイント…最後にポイントを獲得した月を含めた1年間。期間内に1度でもポイントを獲得すれば、有効期限は延長される
・dポイント…獲得した月から起算して48か月後の月末まで
・Pontaポイント…Ponta会員は、1年後の同日まで。Ponta会員でない場合は、最終のポイント加算日から12カ月後の月末まで
※キャンペーンなどで獲得したポイントは除く
さらに注意が必要なのは、キャンペーンや特典で付与されるポイントです。「期間限定ポイント」「期間固定ポイント」「サイト限定ポイント」といったように、サービスごとに名称が異なります。通常のポイントとは異なり、ポイントごとに有効期限や利用先が決められています。有効期限も通常ポイントより短く設定されていることが多いので気を付けましょう。
振り回されず「楽しみを増やす」ためのポイ活
「ポイントに振り回されたくない」と思っている人は意外に多いと聞きます。けれども、いつの間にか貯まったポイントで、いつもより豪華な食事ができたり、旅行に使えたりしたらきっと嬉しいと思います。生活の中の楽しみを増やす一つの手段として、気軽に「ポイ活」を始めてはいかがでしょうか。
【新時代のマネー戦略】は、FPなどのお金プロが、変化の激しい時代の家計防衛術や資産形成を提案する連載コラムです。毎月第2・第4金曜日に掲載します。アーカイブはこちら