乗るログ

スポーツEVは楽しいか否か 日産「リーフNISMO」が示した可能性 (3/3ページ)

SankeiBiz編集部

 メーカーオプションで運転操作を自動制御する「プロパイロット」や自動駐車をアシストする「プロパイロットパーキング」を装着できるのは、現行型リーフと一緒だ。プロパイロットパーキングについては以前、ノーマルのリーフで4度試して2度だけ成功。今回も海辺の駐車場で試してみたのだが、私との相性はあまりよくないようだ…(苦笑)。駐車可能なスペースはしっかりと自動検知するのだが、本来ならその次のステップであるはずの「駐車開始」ボタンがモニター上に表示されないため、途中で断念せざるを得なかった。この機能を使いこなすには、ちょっとした慣れが必要なのかもしれない。

 普段乗りも楽しいスポーツEV

 体に響くようなエンジン音こそないが、EVでも十分にエキサイティングな走りを楽しむことができた。「EVをスポーティーに仕上げたところで面白みに欠けるのでは?」といった疑念を、NISMOのエンジニアによる絶妙な味付けによって見事に裏切ってくれた。絶妙と言ったのは、普段使いからスポーツドライブまで、あらゆるシーンで運転の楽しさを味わえるクルマだと感じたからだ。先にも述べたが、けっしてガチガチに作り込んだわけではなく、あくまで日常生活での使い勝手に配慮した適度な改造具合なのだ。

 実はリーフNISMOを借りた日の朝、新開発のパワートレーンを採用した高性能モデル「リーフe+」が発表された。私も記者発表会に出席して詳細を聞いたのだが、バッテリー容量が従来型の40kWhから62kWhに変更され、航続距離が約40%増の570km(JC08モード)まで延長された。最高出力と最大トルクもグッと引き上げられた。ぜひ「リーフe+」のNISMO仕様にも期待したいところだ。

《ヒトコト言わせて!》

 リーフNISMOチーフ・ビークル・エンジニアの中澤慎介さん「リニアな応答性と低速からの高トルクにより、静かなのに気持ち良く加速するリーフに、モータースポーツで培ったNISMOのDNAを組合わせたエクステリア、インテリア、サスペンション、VCMチューンを施すことにより、リーフの良さを更に引き出して、より走って気持ちの良い車になっています。ぜひ一度体験していただければと思います」

 【乗るログ】(※旧「試乗インプレ」)は、編集部のクルマ好き記者たちが国内外の注目車種を試乗する連載コラムです。更新は原則隔週土曜日。▼アーカイブはこちらから

主なスペック(試乗車)

全長×全幅×全高:4510×1790×1550mm

ホイールベース:2700mm

車両重量:1520kg

駆動用バッテリー種類:リチウムイオン電池

総電圧:350V

総電力量:40kWh

モーター型式:EM57

最高出力:110kW(150ps)/3283-9795rpm

最大トルク:320Nm(32.6kgm)/0-3283rpm

駆動方式:前輪駆動

タイヤサイズ:225/45R18

定員:5名

一充電走行距離(JC08モード):350km

ステアリング:右

車両本体価格:403万2720円

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