【Campus新聞】VIA(Volunteers_in_Asia)の設立50周年パーティー。創設舎の情熱が引き継がれている=2013年4月6日、米カリフォルニア州サンフランシスコ(立教大学_有志学生記者、井上慶太郎撮影)【拡大】
下向さんは、「Changemakers’ Learning Camp」という起業家育成のためのプログラムを、すでに日本で始め、行動を起こしている。
日本でも、ソーシャル・ビジネスの優れたビジョンを持つ若者が増えている。一方で、ベンチャーキャピタルやエンゼル投資家といった従来型の資金供給者のほか、ネットを通じて資金を集める「クラウド・ファンディング」といった手法も普及。行動を起こそうとする社会起業家を後押しする環境が整いつつあるようだ。
「デザイン思考」提唱
さらに社会起業家にとって大切なのは、社会問題の深層にある潜在的なニーズを発見することだという。その方法として注目されているのが、スタンフォード大学が提唱している「デザイン思考」だ。
デザイン思考は、イノベーションを起こすための手法で、試行錯誤を繰り返しながら実際の行動へつなげていく。
「2001年に米国のデザインコンサルティングファームIDEOが具体的方法を書籍で公開し、2004年にはスタンフォード大学にハッソ・プラットナー・デザイン研究所(通称d.school)の設立とともに導入されました。不確実性が高まり、イノベーションの必要性が求められている日本においても、デザイン思考は注目を集めています」