講師は在米の中国人民主活動家。「中国政府に迫害された民主活動家」という偽りの経歴をつくり上げて亡命申請し、米当局の面接審査をパスするための事前準備。申請理由にする「迫害ストーリー」は多種多様で、民主活動家や中国政府非公認のキリスト教「地下教会」信徒、女性なら、一人っ子政策によって第2子を強制堕胎させられたと訴える。
民主活動家を演じる場合は面接前に著名な活動家と“証拠写真”を撮影。地下教会信徒なら実際に教会のミサに参加するなど、偽装工作も入念だ。
違法申請にはニューヨークの複数の弁護士が関与。費用は1万~1万5000ドル(約100万~150万円)で、前金で1000ドル支払い、亡命が認められれば残りを成功報酬として払うのが一般的。協力してくれた民主活動家らにも多額の謝礼を支払う。高額だが、米国内での就職に失敗した中国人学生や、一獲千金を夢見て渡米した人々から引きも切らず依頼が舞い込む。