「若い人たちがコンクールに出場する理由は、レコード会社とコンタクトし、エージェントとの出会いが欲しいからです。私はありがたいことに、14歳のときその出会いがありました」
最近のアルバムは「マゼッパ~リスト作品集」。有名な「ダンテを読んで」、愛らしいシューマンの作品を編曲した「愛の歌(献呈)」、「超絶技巧練習曲」より「マゼッパ」などが収められている。
「リストは超絶技巧のことだけがいわれがちですが、ほかの個性を聴いてもらうために作りました。示威的な面だけでなくひそやかな表現も愛していました。目の前の人だけに語るような重苦しいところもあります。リストのさまざまな側面を聴いてください」
来年は、「ロマン派の作曲家で一番身近に感じる」シューマンのアルバムをリリースする予定。(月刊音楽情報誌「モーストリー・クラシック」編集長 江原和雄/SANKEI EXPRESS)