染色した鹿皮は20色、漆は4色、紋様のパターンは伝統的なものから現代的なものまで200柄以上。中には世界遺産富士山の柄も。コンセプトは大量生産ではなく、大切に長く愛していただくことにあるため、あくまでもフェイス トゥ フェイスの繋(つな)がりを大切に、来店をしていただくことが基本です。「普段使うもの、大切にしたいものを印傳で」という発想で、「何でもできますよ!」とあえてハードルをあげて、言い切る裕輔氏。そんな心意気から香りのアイテムとのコラボレーションも実現し、ますます世界を広げていくようです。
裕輔氏の目標は同世代に「甲州印傳」に携わる仲間を広げていくこと。山梨県では、小学生のカリキュラムに工程見学を組み込むなど、地場作業への関わりも検討されています。地元の学生たちは、卒業時に甲州印傳の名刺入れを持つ人も多いと聞きます。地域に愛され、育まれ、継承されていく「にほんのものづくり」。新しい感性が生み出す、これからの展開が楽しみです。(SANKEI EXPRESS)