「ローブ氏は『物言う投資家』を気取っているが、私に言わせればただの山師だ。ヘッジファンドの人間は何ら雇用創設に貢献していない」と、クルーニー氏は怒りをあらわにした。
作品伸び悩み
さらに、ローブ氏の提言の背景には、ソニー・ピクチャーズの最近作「アフター・アース」と「ホワイトハウス・ダウン」の興行不調があったとみられることから、クルーニー氏は「2作品の興行成績が伸び悩んだからといってソニーの頭の皮を剥ごうとしているのか? 全くバカげており、(ローブ氏は)われわれのビジネスについて何も知らない。短期の利益に目がくらみ、株さえ持てばこの分野のビジネスにも口が出せると感じているに過ぎない」と憤懣(ふんまん)をぶちまけた。
むき出しの資本主義
ロイター通信によると、サード・ポイントの広報担当者は、クルーニー氏の発言に対するローブ氏のコメントはないとしている。