成長戦略の司令塔役の甘利明(あまり・あきら)経済再生担当相(63)も「東京五輪は政府の成長戦略を元気づけるビタミン剤だ」と力説する。
特に、首相は祖父の岸信介元首相が1964年の東京五輪招致に携わったこともあって、東京招致に並々ならぬ意欲をみせている。
2016年五輪招致では、09年に当時の鳩山由紀夫首相(66)が、デンマークでのIOC総会に出席し、東京開催を訴えたものの、落選した。政権内には、民主党政権との違いを見せつけたいとの思いもあるようだ。
最終盤になって混沌
1976年のモントリオール五輪にクレー射撃で出場した経験のある麻生氏は7月上旬、スイスのローザンヌで開かれたIOC委員へのプレゼンテーションに参加した。政府が財政面でしっかり支援していることをアピールし、途上国のスポーツ文化育成を支援する政府の新プロジェクト「スポーツ・フォー・トゥモロー」構想も披露した。