麻生氏は帰国後、「手応えがあった」と周囲に語った。その手応えを確実なものにしようと、麻生氏が会長を務める超党派国会議員による「五輪招致議員連盟」のメンバーは(8月)16日からモスクワを訪問。陸上世界選手権の関連行事に集まるIOC委員に接触し、東京をアピールしようというわけだ。
これまでイスタンブールは治安問題、マドリードは経済状況が不安視され、「東京が有利」(政府筋)との観測があった。ただ、そうした問題をIOC委員がどこまで判断材料にするかは不透明なまま。「マドリードが相当手ごわい」(首相周辺)との危機感もくすぶる。
最終盤になって混沌(こんとん)としてきた招致レース。安倍政権の取り組みもますます熱を帯びている。(大谷次郎/SANKEI EXPRESS)