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ロシアで反日映画「復讐」製作 (1/3ページ)

2013.9.2 15:00

  • サハリン、ロシア・ウラジオストク

 【佐藤優の地球を斬る】

 優れた映画は国民に強い影響を与える。ナチス・ドイツやスターリン時代のソ連は、映画をプロパガンダ(宣伝)に最大限活用した。映画が歴史をテーマとしている場合、脚色が加えられ、史実と異なる物語になっている場合も少なからずある。中国で量産されている二級の反日映画ならばその影響も限定的だ。しかし、ロシアの優れた監督が感動的な反日映画を作るとロシア人の対日感情に悪影響を及ぼす。

 韓国人強制連行描く

 ロシアの著名な映画監督パーヴェル・チュフライ氏が8月29日、サハリン(樺太)の韓国人問題を扱った『復讐』という映画を撮影すると表明した。8月29日付露国営ラジオ「ロシアの声」は、こう報じた。

 <ロシア人映画監督のパーヴェル・チュフライ氏はサハリンで朝鮮人の青年の運命を描いた映画『復讐』の撮影を開始する。舞台は1940年代初頭。青年は日本の強制連行で同胞らとともにサハリンへとつれてこられる。

 チュフライ監督は国際映画祭「世界の端」で行われた映画プロジェクトのプレゼンテーションの席で、撮影は来年2014年初頭に開始することを明らかにした。映画は朝鮮系ロシア人作家で翻訳家のアナトリー・キム氏の同名の小説をテキストにしたもの。キム氏はサハリンに在住した経験を持つ。

プロパガンダは、これまでもなされてきた

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