米調査会社IDCによると、今年4~6月期のスマホの世界出荷台数は、サムスンを中心とする、グーグルのOS「アンドロイド」搭載陣営が1億8740万台でトップ。OSと端末のiPhoneを自ら手掛けるアップルが3120万台で続き、3位のウィンドウズフォン搭載端末は870万台で、シェア3.7%にとどまっている。
MSは昨年10月に自社開発のタブレット端末「サーフェス」も投入したが、販売が低迷し値下げを余儀なくされるなど厳しい状況で、「ビジネスモデルの転換」は難航している。
「お荷物」の懸念も
OSでライバルのグーグルも昨年、端末メーカーの米モトローラ・モビリティを買収しており、ソフトとハードの融合はIT業界の潮流だ。バルマー氏は声明で、ノキア買収のメリットについて「端末の設計、生産管理、販売などの能力」の獲得を挙げた。