「いろんな方々からよくも悪くも評価されるのは私の中では光栄です」と語る壇蜜(だんみつ)さん=8月27日、東京都内(大橋純人撮影)【拡大】
17歳の高校生、岬奈緒子(間宮夕貴)は、隣の家に住む男(中野剛)に拉致され、1カ月もの間監禁され、陵辱を受けた。
やっとの思いで抜け出すも、まるで化け物を見るかのような視線を母親から投げつけられ、さらに深く傷つく奈緒子だったが、堕胎手術にあたった女医が口にした
「あなたは何も悪くない」との励ましが、生きる上で唯一のよりどころとなった。時は流れ、32歳となった奈緒子(壇蜜)は不妊治療の専門医となっていた。
忌まわしい事件から命の重さに気付かされる一方、サディストが心に抱える闇からも目をそらすことができなくなった奈緒子は、夜はSMの世界へと足を踏み入れるようになる。
監禁から抜け出したものの、変わり果てたまな娘に対し、母親が反射的に見せた表情に、冷徹でおぞましくもある人間の本質がのぞく。