中国政府に批判的な言動を続けてきただけに、陳氏と中国当局は緊張した関係が続いてきた。陳氏は今年6月、客員研究員を務めていたニューヨーク大学が、中国政府からの「顕著で容赦ない圧力」に屈し、客員研究員を退任し家族とともに大学から去るよう陳氏に求めたことを暴露。大学側は中国当局の圧力を否定したが、それ以降、陳氏は職探しを迫られてきた。
真実の語り部に
そんな陳氏を受け入れたウィザースプーン研究所のルイス・テレス所長はメディアに「われわれは、金銭面の保障や、彼が仕事をするための家などの問題について協議している」と述べ、受け入れ準備が進んでいることを認めた。
さらに「陳氏に特別なことを求めてはいない。最も重要なことは、陳氏が真実の語り部であり、自分が見た真実を語ろうと努力していることだ」と強調。彼のこれまでの活動を評価して受け入れを決めたことを明かした。
また、昨年から陳氏の渡米をサポートしてきたニューヨーク大学のジェローム・コーエン教授は1日朝、彼とこの件で電話で話したと明かし「喜ばしいし、(彼にとって)最良(の結果)になるよう望んでいる。そしてわれわれはこれからも友人であり続ける」と述べた。