菅義偉(すが・よしひで)官房長官は4日の記者会見で「各国の閣僚は引き続き協力していくことで合意した」と発言。首脳会合は予定通り8日に開かれる方向で調整が進んでおり、安倍晋三首相が出席すると明らかにした。
ただ「主役のオバマ氏不在の首脳会合で決まったことが、どれだけの重みを持つのか」(経済団体の担当者)との疑問は残る。年内に12カ国の首脳が集まる最後の機会を逃した代償は高くつきそうだ。(ヌサドゥア 共同/SANKEI EXPRESS)
【米政府声明のポイント】
・米政府機関の閉鎖のため、バラク・オバマ大統領のインドネシア、ブルネイ歴訪は中止
・大統領は政府機関閉鎖の中での外遊は困難だとの判断と、即時に政府再開のための投票をすべきだと共和党に訴える意味から中止を決定
・ジョン・ケリー国務長官が大統領に代わり両国への米国代表団を率いる
・今回の外遊中止は下院共和党による政府機関閉鎖の結果でもある
・閉鎖は米国の輸出振興による雇用創出や世界最大の新興経済地域(アジア)での米国の指導力と国益にとって打撃