自動車レースの最高峰、F1の元テストドライバーで、モータースポーツ界における女性選手のパイオニア的存在だったスペインのマリア・デビリョタさん(33)が10月11日、滞在先のスペイン南部セビリアのホテルで死亡しているのが発見された。地元の警察当局が明らかにした。デビリョタさんは昨年7月、英国でのテスト走行中に衝突事故を起こし、右目を失明するなど瀕死の重傷を負っており、この時の後遺症が死因とみられる。突然の訃報にファンやF1関係者は悲嘆に暮れ、13日、三重・鈴鹿サーキットで行われたF1日本グランプリの決勝レース前には1分間の黙祷(もくとう)がささげられた。
ホテルで「自然死」
デビリョタさんの遺体が客室で見つかったのは11日朝で、この日セビリアで行われることになっていた、14日に発売される自伝「人生は贈り物」のプレゼンテーションを兼ねたイベントに出席する予定だった。
詳しい死因は不明だが、デビリョタさんの妹、イザベラさんはフランス通信(AFP)に「検視官の話では事件性はなく、事故の後遺症による自然死とみて間違いないと指摘された」と語った。遺族はデビリョタさんのフェイスブックに「マリアは天使のように天国に旅立ちました。彼女とともに過ごさせてくれたことを神に感謝します」と書き込んだ。