デビリョタさんは1980年マドリード生れ。父が元F1ドライバーで、弟もレーサーという家庭環境で育ち、自身も16歳の時からカーレースに出場するようになった。2001~05年にF3参戦。その後、世界ツーリングカー選手権、ユーロ3000選手権などに参戦し、昨年3月、F1「マルシャ」チームのテストドライバーになった。モータースポーツ大国のスペインでも女性がF1のテストドライバーになったのは初めてで、デビリョタさんは、フル参戦ドライバーに昇格して史上3人目のF1決勝レース出場女性ドライバーになることを目標にしていた。
事故で片目失う
しかし、昨年7月3日、英国ロンドン近郊のダックスフォード飛行場で行われた直線テスト中に衝突事故を起こし、5日間意識不明に陥るという重傷を負った。2度にわたる手術で一命は取り留めたものの、右目の視力だけでなく、味覚や嗅覚も失い、深刻な頭痛が後遺症として残った。来月(11月)には頭蓋骨を補強するための再手術を行うことになっていた。