安藤は前日のSPで56.25点をマークし、出場5選手中で1位。トップには立ったが、日本の審判団が採点する大会では自身にとって過去最低点で、元世界女王としては到底満足できるものではなかった。14日のフリーも1位となり、合計147.30点で優勝したが、2回転となったトーループの着氷で手をつくなどジャンプが乱れ、スピンにも課題を残した。終了間際にはスタミナ切れで転ばないのがやっとといった状態に。東日本選手権への出場枠は7人あったため、今回はケガなく無事に滑り終えさえすればよかったとはいえ、安藤は演技後、額に手を当てて落胆の表情を浮かべた。
SP、フリー、合計のいずれも、復帰初戦で2位に入った2週間前のネーベルホルン杯(ドイツ)の得点を下回り、安藤は書面で「久しぶりの国際大会の疲れを残してしまい、課題も残る2日間になったが、今の自分に何が足りないかが明確になった。心に残る演技をお届けできるよう努力していきたい」とコメントした。
ひしめくライバル
過去、世界選手権優勝2回、全日本選手権優勝3回、2010年バンクーバー五輪5位の実績を誇る安藤なら、東日本選手権の通過も間違いないとみられるが、五輪代表3人の中に入るのは至難だ。