ライバルは「シード」されて全日本から出場してくる、浅田真央(23)、村上佳菜子(18)=ともに中京大、鈴木明子(28)=邦和スポーツランド、そして昨季の全日本選手権3位の宮原知子(さとこ、15)=大阪・関大高=の4人だが、五輪代表になるには最低でも全日本で3位に入らなくてはならない。
通常、女性が出産してから全盛期の筋肉に戻るためには、約1年間のトレーニングが必要とされるが、ソチ五輪は4月の出産から約10カ月後に当たる。また、出産によって骨盤が広がっているため、踏ん張りがきかずジャンプがしづらいというハンデもある。さらに育児のための母乳でカルシウムが不足がちになり、ケガのリスクも大きくなる。
まさに逆境中の逆境にあるといっても過言ではないが、女子で史上初めて4回転ジャンプを決めた安藤は、屈指の才能の持ち主だ。「母のプライド」を懸けて戦い抜く。(SANKEI EXPRESS)
■日本代表の選考方法 フィギュアスケートは今春の世界選手権で、ソチ五輪の日本代表枠を男女とも最大となる「3」を確保。日本スケート連盟が6月に発表した選考基準では、男女とも12月20~24日にさいたま市で行われる全日本選手権の優勝者に内定を出す。残る2枠はまず全日本の2、3位とグランプリシリーズ(GP)ファイナル(12月5~8日、福岡)3位以内の最上位者から1人を選ぶ。最後の1人は世界ランキング、得点のシーズンベストの各上位3選手も加えて選出する。