米アップルは、苦戦を強いられている中国などの新興国事業のテコ入れを図るため、1856年創業の英老舗ファッションブランド、バーバリーの米国人女性CEO(最高経営責任者)を、“三顧の礼”で迎え入れる。来年半ばまでに小売り・オンラインストア担当の上級副社長に就くアンジェラ・アーレンツ氏(53)は、バーバリーでブランドイメージの回復を成し遂げ、中国など新興国ビジネスを成功させた実績を誇る。アップルは最近、アパレル業界から相次いで幹部を引き抜いており、“異業種コラボ”に活路を見いだそうとしているようだ。
英国一の高給取り
「実際の店舗とオンラインショップの両方を牽引(けんいん)できる人材を求めていた。だが、そんな人材は現れなかった。アンジェラに会うまでは…」
アップルのティム・クックCEO(52)は、アーレンツ氏のスカウトを喜ぶ電子メールを従業員に配信。「最初に会った昨年1月に、彼女を仲間に加えたいと思った」と明かした。異例の移籍はアップルとバーバリーが10月15日に発表した。