泥がこびり付き、いくつかの音が出なくなっていた。しかし、宮城さんは、敬虔(けいけん)なクリスチャンだった清水さんにささげる賛美歌を、繰り返し弾いた。
宮城さんは「妹の死を受け入れるには時間がかかる」と話す。「でも、カーコばあばのことだから天国で楽しげに歌ってくれてるよ」。宮城さんの孫で、清水さんが実の孫のようにかわいがった伊藤空香さん(22)は、空を見上げてそうつぶやいた。
「かーこ先生」に別れ
保育士だった清水さんは1999年の町議選に初当選し、3期12年町議を務め、児童教育や高齢者対策にも取り組んだ。18日夜には、島民の大半を教え子に持ち、「かーこ先生」と慕われた清水さんの葬儀前夜式が営まれ、会場の教会には入りきれないほどの人が参列した。