生涯独身で伊豆大島と子供が大好きだった清水さん。災害後に壊れた車の中から見つかったカメラには、大島の自然と子供の笑顔ばかりが写っていたという。園長の桜井真美さん(48)は前夜式で「いつも優しいまなざしで見守ってくれた。台風前日には園の収穫祭で子供たちと笑顔で食事をしていたのに」と語りかけた。遺影の前では何人もの園児や教え子がじっと立ち尽くし、姉の宮城さんは「せっかちな子だったけど、台風と一緒に逝ってしまわなくてもいいのに」と涙を浮かべていた。
死者27人に
19日に出された避難勧告の対象は、被害が大きかった島西部にある元町地区の約1900人と、北部の泉津地区の約400人。町は午後5時すぎ、防災無線で避難勧告の発表を伝えた。泉津地区には急斜面の道があり、沢に土砂が堆積していることから対象となった。