その結果、約40年前に仏の登山家がインド北部・ヒマラヤ山脈西側のカシミール地方ラダックで射殺した動物の体毛と、映画撮影隊がブータンの竹林で10年前に発見した動物から採取した体毛の2種類が、ノルウェーのスバルバル諸島で見つかった4万~12万年前の古代のホッキョクグマの顎の骨のDNAと100%一致した。
サイクス教授は「これらの種は4万年前から記録に残っていないが、それらの一部が10年前、(ブータンの竹林を)歩き回っていたことが分かった」と説明。
さらに「興味深いのは、われわれが(ラダックとブータンという)ヒマラヤの両端でこの動物を確認したということで、まだそこに生存している可能性もあるということだ」と述べた。
そして今回の研究結果について「解釈については、さらなる研究が必要だ」と前置きしたうえで「ヒマラヤの高地に、ホッキョクグマの祖先の血を引くヒグマの亜種が生息している可能性や、古代のホッキョクグマの子孫とヒグマとの雑種が生息している可能性が考えられる」と分析。