警視庁によると、台風26号による被害で、27日に新たに3人の身元が判明した。これまでに32人の死亡が確認され、行方不明は9人となった。
≪安倍首相が視察、首長とのホットライン整備≫
安倍晋三首相(59)は10月27日午後、伊豆大島(大島町)を訪れ、特別警報が発表されにくい島嶼(とうしょ)部で記録的な大雨が予想される場合の連絡態勢構築に関し「(国と)首長との間でホットラインを通じて危機意識を共有するなど、運用の改善を図る」と記者団に表明した。伊豆大島の激甚災害指定を急ぐ方針も明言。台風被害を踏まえ、市町村が避難勧告や指示を出す目安をまとめたガイドラインを見直す考えも示した。台風26号への対応をめぐっては、気象庁が特別警報を出さなかったことや、大島町が避難勧告や指示を出さなかったことに批判が出ていた。
首相は島嶼部の特別警報発表について「さらに精度を上げる必要があると考えている」と説明。当面の対応として、ホットラインに言及した。首相は陸上自衛隊のヘリコプターに搭乗し、土石流の現場などを上空から確認した。川島理史(まさふみ)町長(61)らから被災状況の説明を受け、町役場に避難している住民に「一日も早く元の生活に戻れるよう力を入れていく。体に気を付けてください」と激励した。(SANKEI EXPRESS)