盗聴はベルリン中心部にある米国大使館で、NSAや米中央情報局(CIA)の職員が担っていた。同じような通信の傍受は10年時点でパリやローマなど欧州の19カ所を含む世界約80カ所で行われていたという。日本が含まれているかどうかは不明だ。メルケル首相は(10月)25日の記者会見で、使っている2つの携帯電話のうち、党から貸与された携帯電話のセキュリティー対策が十分でなく、盗聴の対象になった疑いがあると説明している。
「盗聴行為は知らなかった。知っていれば、すぐにやめさせた」。シュピーゲル誌によると、オバマ大統領は今月(10月)23日、メルケル首相との電話会談で、こう謝罪したと伝えた。だが、独紙ビルトは27日、米情報機関筋の話として、オバマ大統領は10年の時点で盗聴について説明を受けていたと報じている。