「アクションを起こさないと始まらない」。世界的なファッションデザイナーの田山淳朗(あつろう)さんは高校生にそう呼びかけた。今月(10月)行われた大阪文化服装学院(大阪市淀川区)主催の「田山淳朗賞 高校生ファッションデザイン画コンテスト」。講演する田山さんの言葉に、熱心に聞き入る高校生に混じって私も耳を傾けた。
田山さんは「目標を持ったら行動に移して。その行動が次の行動につながる」と力説。コンテストに応募することも、コレクションに出展することもアクションの一つ。人に見せ、評価を受けることでレベルアップしていくのだと自身の経験を踏まえて語る。
確かに、どんなにすばらしい夢を持っていても、いくら才能があっても、それが他人の目に触れない限り夢で終わってしまう。アピールすることもアクションの一つなのだという。
「華々しくデビューした後、ずっと活躍し続ける人もいるが、いつのまにか消えてしまう人もいる。その違いは何ですか?」。デザイナーを目指す男子高校生が質問した。おぉ、なんてストレートで鋭い質問なんだと感心する私。田山さんはさらりとこう答えた。