■暴力団問題に詳しいジャーナリスト、溝口敦さん(71)の話 「暴力団への対応が甘すぎる。反省も明確に示されておらず、銀行の社会的責任を自覚していない。暴力団と取引しないというルールが今後、どれだけ守られていくのか甚だ疑問だ。背景としては、社会的責任を果たすというよりも派閥的な足の引っ張り合いがあり、対外的に行動する意識がなくなっている。業界団体として、暴力団との取引を禁じているのに違反するのは由々しき事態。世論を逆なでし、自ら掲げた標識を踏みにじる行為だと認識して、責任の所在をはっきりさせるべきだ」
■みずほ暴力団融資問題 みずほ銀行が暴力団関係者への融資と知りながら2年以上放置していた問題。2012年12月から始まった金融庁検査で発覚。みずほ銀行は当初、金融庁に「情報は担当役員止まり」と説明。これを前提に金融庁は9月27日に業務改善命令を出した。その後、歴代3頭取にも報告が上がっていたことが分かり、金融庁は異例の再報告を求めた。みずほ銀行は第三者委員会の調査報告書に基づき、経営陣を大量処分した。