英人気バンド、ロキシー・ミュージックで活躍した英大物プロデューサー、ブライアン・イーノ(65)は90年、米シカゴ・トリビューン紙とのインタビューでこう答えている。
67年発売のこのアルバムはポップ・アートの旗手と呼ばれた米芸術家、アンディ・ウォーホル(1928~87年)がプロデュースとジャケットデザインを担当したが見向きもされなかった。
しかし、荒削りな演奏に乗せ、薬物中毒者の独白を一人称で淡々と描写した「ヘロイン」など、当時タブーだった題材に挑んだ作風は時代を20年以上先取りしたもので、今では名盤中の名盤と評価されている。
ボノらに影響
1942年、ニューヨーク・ブルックリンの中流家庭に生まれたが、学校を嫌い、親とも対立しながら育った。シラキュース大学でジャーナリズムや映画学を学び、有名な米詩人、デルモア・シュワルツ(1913~66年)に師事したのを機に文学や音楽の道に進んだ。