NASAの公式サイトによると、スペースシャトルの後継機として開発されているオリオンは、月面着陸を実現したアポロ宇宙船に似た円錐(えんすい)形のカプセル型。定員は4人で、直径約5メートルと、3人乗りのアポロよりもふた回りほど大きく、容積も約3倍を確保した。羽のような太陽電池パネル4枚を備えている。
来年9月にまず無人での飛行試験を行う。ロケットで国際宇宙ステーション(ISS)がある高度の約15倍に相当する5800キロの上空まで打ち上げ、地球を2周した後、秒速9キロで大気圏に突入し帰還する。宇宙船の表面温度は約2200度にも達し、過酷な地球大気圏への再突入に耐えられるかを試す。
17年には、同時に開発を進めているオリオン専用の大型ロケットを使った無人飛行試験を実施。21年に初の有人飛行に挑み、月軌道へ打ち上げる計画だ。すでに有人飛行を行う宇宙飛行士候補8人の精鋭を選出し訓練を行っている。