リラックスしてもらうため、香りもヒノキや竹、蓮と、自然を表現したものにしてあります。ヒノキの香りは海外の人には強すぎるかな…と心配していましたが、意外とスタンダードな香りのようです。
かつて、お香やロウソクは、時間を計るための道具でもありました。焼き物の型は、積み重ねられた時間の結晶です。その型で作ったロウソクに火をつけると、形が変わります。数百年の時の結晶を、自分の中に取り込むことができるのです。
あと一月あまりで今年もクリスマスがやってきます。このキャンドルをギフトとして選んでもらえればうれしいですね。大切な人に何かをプレゼントするときに、日本のアイデンティティーが込められたものを選んでほしい。品物を渡すだけでなく、一緒にストーリーも話すことができる。コミュニケーションツールとしても機能するギフトだと思います。「時間」という詩的なプレゼントはいかがでしょうか。(企画プロデュース会社「丸若屋」代表 丸若裕俊 談/SANKEI EXPRESS)