(11月)2日には小泉氏のかつての懐刀、飯島勲内閣官房参与がテレビ東京の番組で「いつぐらいまでにゼロかという発言はしていない」と語り、政府方針との齟齬(そご)を埋めるのに躍起となった。
安倍首相が「政権を預かる立場の責任者としては、国民生活や経済活動に支障がないよう、責任あるエネルギー政策を進めていく」と、スマートに脱原発を否定したにもかかわらず、自民党や政府関係者は右往左往するばかりだ。
目も当てられないほどのはしゃぎぶりを見せたのは社民党だ。吉田忠智(ただとも)党首は10月29日、又市征治(またいち・せいじ)幹事長とそろって小泉氏と都内で会談し、脱原発での連携を要請した。案の定、小泉氏に「それぞれの党が脱原発に向けて努力すべきだ」と軽くいなされ、その光景は小泉氏の手のひらで踊らされているかのようだった。
そんな風に映ることを知ってか知らずか、社民党はその日のうちにホームページに、吉田、又市両氏が小泉氏を挟んで座っている写真を掲載した。