1日の日露外相会談において、来年1月もしくは2月に外務次官級協議を行うことが合意された。安倍首相とプーチン大統領の首脳会談が既に3度行われ、首脳間の信頼関係が急速に深まっている。このテンポに事務方が追いつけていない。
1日のブリーフィングで外務省の宇山秀樹ロシア課長は、「頻度の話は、年2回と決めたわけではない。今回、正直、なかなか腰の重かったロシア外務省に何とか次回の次官級協議の日程を決めさせたということだ。1月末から2月初めということで決まったので、それに向けてわれわれとしては準備していくということにつきる」と述べた。日本外務省の実力ではロシア外務省の遅延戦術を阻止できないということだ。最前線でロシアと交渉する外務省の課長がこのレベルであることを実に情けなく思う。(作家、元外務省主任分析官 佐藤優/SANKEI EXPRESS)