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北方領土問題から歴史認識は切り離せない (1/3ページ)

2013.9.23 10:56

 【佐藤優の地球を斬る】

 毎日新聞の9月15日付「今週の本棚」に掲載された、北海道大学スラブ研究センターの岩下明裕教授の著書『北方領土・竹島・尖閣、これが解決策』(朝日新書)の書評記事を読んで、岩下教授の国家観、人間観に対して強い疑念を覚えた。

 記事で、岩下教授は根室市などの北方領土に近接する地域の人々の認識についてこう述べている。

 岩下教授著書に疑念

 〈「だから、北海道根室市など境界(国境)地域の人々は、ナショナリズムを信じません。彼らが望むのは、境界の安定による『生活圏』の充実です」〉

 岩下教授は、いかなる根拠に基づいて〈「北海道根室市など境界(国境)地域の人々は、ナショナリズムを信じません」〉と言うのか。挙証する責任がある。北方領土の元島民を初めとする四島に隣接する地域の人々は、領土返還に対する強い思いを持っている。その点で、この人たちはナショナリストだ。同時に、地理的優位性を生かし、ロシアと交流し、経済的利益も得たいと考えている。岩下教授は、根室市など境界地域の人々の利害関心を「生活圏」に矮小(わいしょう)化している。境界地域の人々が持つナショナリズムを理解できない程度の人間観しか持たない人物が北方領土問題について語っていること自体が驚きだ。

1945年8月にソ連が当時有効だった日ソ中立条約を侵犯した事実

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