お昼のメニューは3種類(いずれも1000円)のみ。肉か魚のメーン料理を選び、それに2種類のお浸しと漬け物、山形産米「つやひめ」のご飯とみそ汁がついた定食2種と、山形を代表するつけ麺「だしざる中華」だ。ティータイムは、旬の果物を使ったシャーベットやだだ茶豆のロールケーキなどが食べられる。
文化の発信地にも
「フクモリ マーチエキュート神田万世橋店」は、東京都千代田区東神田にある本店「フクモリ馬喰町店」に続く2店舗目だ。フクモリを運営する合同会社「ハイタス」の小松裕行代表社員(43)が、アディダス・ジャパンでサッカー日本代表やW杯の広告を担当するクリエイティブディレクターを務めていたとき、ボランティアで湯野浜温泉の地域活性化とブランドデザインを手がけたことをきっかけに、山形との縁が生まれた。独立して馬喰町に事務所を立ち上げる際、事務所を構えたビルの1階に、縁のあった山形の旅館や関係者に広く声を掛けて、山形のPRにつながるような飲食店を展開したのが始まりという。こうしたコンセプトは「マーチエキュート神田万世橋店」でも受け継がれた。