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日本の悲しみと誇りを詠む89歳の歌人 岡野弘彦という伝統に浸りたい 松岡正剛 (4/5ページ)

2013.11.18 17:30

【BOOKWARE】編集工学研究所所長、イシス編集学校校長の松岡正剛さん=9月14日、東京都千代田区の「丸善丸の内店内の松丸本舗」(大山実撮影)

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 【KEY BOOK】「ハグダッド燃ゆ」(岡野弘彦歌集/砂子屋書房、3150円、在庫なし)

 岡野先生は、「自分の歌はどんな悲歌であろうとも、すべて私の生命指標(ライフ・インデクス)である」と言う。第6歌集『異類界市消息』から10年をへて刊行された本歌集にも、まさに生命指標が連綿と刻印されている。たとえば「遠つ世の歌の系譜を説き伝へ心ひたすらに わがゐたりけり」「地に深くひそみ戦ふタリバンの少年兵をわれは蔑(な)みせず」。そして「まどかなる 老いのこころを願へども 鎮まりがたし。国も われらも」。

 【KEY BOOK】「歌集 美しく愛しき日本」(岡野弘彦著/角川書店、3200円)

 最新歌集。3・11を挟んだ数年の歌を収録。歌集名は「美しく愛しき日本。わが胸のほむら鎮めて 雪ふりしきる」から。ぼくはこの歌集から、日本には「母なる父」というものがありうるのだと思えた。「子も親もいづくゆきたる。海原の水逆巻きて 家並を呑む」「身にせまる津波つぶさに告ぐる声 乱れざるまま をとめかへらず」「したたりて青海原つらなれる この列島を守りたまへな」「誰びとか民を救はむ。天皇は老いの身ふかく跪(ひざまず)きます」。

「万葉の歌人たち」

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